これまでの子ども達を取り巻く教育は、知識を身につけ、問題を解く方法を学ぶことが主流でした。
目の前に用意された「答え」にたどり着くことが、学習の目的になっている。
だからこそ、子ども達は無意識のうちに「正解」を求めるようになります。
わからないことがあれば――
ググる。
とても便利な言葉です。
でもそれは、考える時間や、自分で調べ、試行錯誤する機会を奪っている側面もあるのかもしれません。
現代の子ども達には、圧倒的に“考える時間”が少ない。
そう感じることはありませんか。
佐賀でこんなスクールが始まっていることをご存じでしょうか?
ビジネススクールeight knot
小学生高学年から中学生を対象とした「ビジネススクール」です。
主宰するのは、中小企業診断士の川﨑英樹さん。
現実社会に出れば、明確な正解などほとんどありません。
正解だと思ったものが、不正解になることもある。
だからこそ今のうちから、社会で強く生きていくために必要な力を育てたい。
その想いから始まったeight knotに、今回スポットを当ててみたいと思います。
川﨑さんを変えた転機
川﨑さんの前職は、民法ラジオ局でした。
当時、ラジオの仕事は本当に面白く、やりがいに満ちていたと言います。
しかし、時代は大きく動き始めていました。
テレビ・新聞・ラジオ・雑誌――
いわゆる「四大マスコミ」と呼ばれる業界は、インターネットの台頭によって急速に市場構造が変わりつつありました。
「このままでは、いずれ斜陽産業になるかもしれない。」
肌感覚でそう感じていた川﨑さんは、一念発起。
働きながら中小企業診断士の資格取得を目指します。
仕事を続けながらの受験勉強。
一次試験は何とか突破。
しかし、本当の難関は二次試験でした。
合格率わずか4%。
当時30代の川﨑さんにとって、それは無謀とも思える挑戦だったと言います。
しかも、二次試験に二度不合格になると、また一次試験から受け直さなければならない。
「さすがに厳しいかもしれない…」
そんな思いがよぎったこともあったそうです。
最初の二次試験を終えたとき、手応えはまったくなかった。
「これはダメだな。」
そう思ったその時、偶然一枚のチラシと出会います。
そこに書かれていたのは――
法政大学大学院 中小企業診断士養成課程 第1期生募集
「これだ!」
迷いはありませんでした。
37歳で大学院へ進学。
この決断により、最大の壁だった二次試験は免除となります。
そして38歳。
川﨑さんは晴れて、中小企業診断士として新たな人生を歩み始めました。
人生は、時に一枚のチラシで動き出す。
川﨑さんにとって、それが大きな転機となったのです。

ビジネススクールeight knot
きっかけ
「実は、僕の息子にね――」
川﨑さんは、少し照れたように話してくれました。
「今日、こんな会社に行って、こんな人たちと会って、こんなことをして、こんな風に喜ばれたんだよ。」
そう話すと、息子さんは面白いほど食いついてきたそうです。
「どう思う?」
そう問いかけると、息子さんは自分なりの考えをしっかりと言葉にする。
その姿を見て、
「あぁ、子供なりにちゃんと考えてるんだな。」
と実感したと言います。
この経験が、川﨑さんの中で大きな気づきになりました。
――こういう機会を、他の子ども達にもつくってあげられないだろうか。
その想いから立ち上げたのが
eight knotです。
このスクールは、川﨑さん自身が息子さんの成長を目の当たりにしたからこそ生まれました。

スクールで伝言えたいこと
スクールは週1回、年間48回。
講師は川﨑さん自身が務めます。
カリキュラムは、ビジネスの基礎知識から実践へと段階的に構成されています。
商品開発の企画を立てたり、川﨑さんが顧問を務める企業を実際に訪問したり――
その内容は、本格的です。
しかし、川﨑さんはこう語ります。
「このスクールで行っているビジネス講座は、あくまで“手段”なんです。」
もちろん、この講座をきっかけに将来起業する子がいれば嬉しい。
けれど本当の目的はそこではない。
社会に出たとき、
目の前の課題にどう向き合い、どう考え、どう解決するのか。
その“力”を育てることこそが、eight knotの本質だと言います。
ここには、「これが正解です」という答えはありません。
自分が会社を経営するなら。
新商品を開発するなら。
架空の設定のようでいて、正解はひとつではない。
だからこそ、子ども達は深く考え、観察し、創造します。
考えれば考えるほど、よりよい答えに近づくこともある。
そのプロセスこそが、学びなのです。
川﨑さんが育てたいと考える5つの力。
・発見する力
・考える力
・創造する力
・まとめる力
・伝える力
年間48回のプロセスの中で、子ども達はこれらを着実に身につけていきます。
「回を追うごとに、子ども達の成長は“言葉”に表れてくるんです。」
そう語る川﨑さんの表情には、確かな手応えがありました。

10代から起業を学ぶ。
10年の差をつける。
学校では決して学べない“社会で生きる力”が、ここにはあります。
それが――
eight knot です。

さいごに
これから大きく変化していくであろう社会において、
本当に学校で身につける力だけで十分なのでしょうか。
いい学校、いい大学に進めば、
幸せな人生が約束されるのでしょうか。
今回、川﨑さん、そしてeight knotを取材して、
私自身も深く考える機会となりました。
川﨑さんはこう言います。
「知らないことを“知りたい”と思える素直な心を持った子が、このスクールでは本当に伸びていくんですよ。」
なるほど、と感じました。
今の教育は、知らないことを次々と“教えられる”環境です。
けれど本来、“知りたい”という欲求は人に備わっているもの。
その芽を大切にできる環境こそが、
子どもを大きく成長させるのかもしれません。
そして実は――
「知らないことを知りたい」と思う気持ちは、
どの子どもにも本来備わっている感情です。
だからこそ、このスクールでは、
特別な子だけが伸びるのではなく、
どんな子でも、大きく成長する可能性がある。
私は、そう実感しました。
もし、あなたのお子さんが少しでも興味を示したなら、
ぜひ一度、このスクールをのぞいてみてはいかがでしょうか。
10年後に振り返ったとき、
「あのときの学びがあったから」と思える時間になるかもしれません。

| 名前 | ビジネススクールeight knot |
| 場所 | LIGHTHOUSE 佐賀市唐人2丁目4-2-2F |
| 電話 | 0120‐623‐532 |
| メール | info@eight-knot.jp |
| URL | https://eight-knot.jp/ |
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