かつて30年、40年前──お正月三が日といえば、どこのお店もお休み。
せっかくもらったお年玉も使えず、おもちゃ屋さんが開く日を心待ちにしていたものです。
当然、食材の買い物もできないので、家族みんなで囲むおせち料理は、まさに“お正月の主役”でした。
けれど今では、元旦からスーパーやデパートが営業し、
華やかな鉢盛やオードブルが食卓を彩る時代に。
便利で賑やかになった一方で、
気づけば「おせちを囲むお正月」という風景は、少しずつ姿を消してきたように思います。
でも、本来おせちは、
一年の幸せや家族の健康を願う、日本の大切な文化。
今回は、そんな日本のお正月を彩る「おせち料理」にスポットを当て、
その魅力を改めて見つめてみたいと思います。
さらに、佐賀を代表する有名料理屋が手がける「極上おせち料理」を3つご紹介。
来年のお正月──
おせち、作りますか?それとも、買いますか?
伝統と創意が織りなす“佐賀の味”で、新しい一年を迎えてみませんか?
お正月を飾るおせち料理
「おせち」は本来「御節供(おせちく)」と書き、
季節の節目(節日=せちにち)に神様へお供えする料理のことを指していました。
日本では古くから、春・夏・秋・冬の節目に「節供」の行事があり、
特に年の初め──“正月”が最も重要な節供とされたため、
正月に食べる御節料理だけが「おせち料理」として定着したと伝えられています。
おせちはもともと、新しい年の豊作や家族の健康を神様に祈るための供え物でした。
年神様をお迎えし、そのお下がりをいただくことで「神様の力を分けてもらう」という意味があります。
だからこそ、重箱に詰めて家族で囲むことにも、“幸せを重ねる”という願いが込められているのです。
皆さんもご存じのとおり、おせち料理には、どれも縁起を担いだ意味があります。
たとえば──
- 黒豆:まめ(まじめ)に暮らせるように
- 数の子:子孫繁栄
- 田作り(ごまめ):五穀豊穣
- 伊達巻:知識が増える・学業成就
- 昆布巻き:「よろこぶ」に通じる
- エビ:腰が曲がるまで長生き
といった具合に、
新しい一年を幸せに過ごすための願いが、一品一品に込められているのです。

さらに、おせち料理には「作り置き」という意味もあります。
お正月には台所の神様「荒神様」を休ませるため、三が日は火を使わないという習わしが古くからありました。
同時に、「お正月は家事を休み、家族でゆっくり過ごす」という思いも込められていたのです。
おせち料理とは、単なる伝統料理ではなく──
神様への感謝
家族の健康
新しい年への祈り
を詰め込んだ、日本人の心の象徴なのです。。

現在のおせち事情
近年、元旦から大手スーパーやデパートが営業を始めるようになり、
お正月をお家でゆっくり過ごす人ばかりでなく、
元旦から買い物やお出かけを楽しむ人も少なくなくなりました。
レストランで新年の食事を楽しむ──そんな光景も、今ではすっかり珍しくありません。
家族が集まる食卓の中心も、昔ながらのおせち料理ではなく、
子どもたちが喜ぶ唐揚げやエビフライなどが並ぶ**鉢盛(オードブル)**が主流になりつつあります。
スーパーの売り場を見ても、色とりどりの鉢盛が並び、その需要の高さがうかがえます。
一方で、11月に入るとスーパーには「おせち予約承り中!」のポスターが並び、
コンビニでもおせちを販売する時代。
便利に、そして手軽に注文できる“現代のおせち”も、いまだ根強い人気を保っています。
著者も、かつてスーパーのおせちを購入したことがあります。
見た目は華やかで、味も想像どおり。
でも、どこか“印象に残らない”感覚がありました。
子どもは案の定、「エビフライや唐揚げが食べたい」と言っていました。
──そんな中、今年のお正月。
ご縁があって、ある料理屋さんが手がけるおせち料理をいただく機会がありました。
開けた瞬間、まず驚いたのはその美しさ。
そしてひと口食べた瞬間、思わず唸りました。
黒豆、栗きんとん、海老にローストビーフ。
どれも、これまで食べてきたおせちとはまったく違う。
素材の味わいが際立ち、味の想像を軽々と超えてくる美味しさ。
「これが料理屋の本気のおせちか…!」
そう心の底から感じた瞬間でした。
その年のおせちは、家族でゆっくり味わいながら、三日かけて完食。
──そしてこの感動こそが、今回この記事で“料理屋の極上おせち”を紹介しようと思ったきっかけになったのです。

佐賀の”極上おせち”
旬の息づかいを重ねた、野々香の“心満たすおせち”

ココニア!Magazineでもご紹介した、
“野菜を最高のタイミングで楽しむ”料理屋「野々香」。
その繊細で美しい一皿一皿は、食材の声を聴きながら仕上げられるまさに芸術。
今回ご紹介するのは、そんな野々香の世界をお正月に味わえる特別なおせち料理です。
野々香のおせちは、
日本料理の伝統的なお祝い料理を基本にしながら、
佐賀牛のローストビーフやいくら寿司といった贅沢な品々も並ぶ、
華やかで心踊る二段重。
「全部おいしく食べられる、残らないおせちを。」
そんな想いを込めて、毎年丁寧に仕上げられているそうです。
味のバランス、彩り、そして食べる人への心配り──
そのすべてが野々香らしさにあふれています。
おせちは4〜6名で楽しめるサイズで、
家族や大切な人たちと囲む食卓に、やさしいぬくもりを添えてくれる一品です。

お店情報
| 店 名 | 野々香 |
| 住 所 | 杵島郡白石町福富下分983 |
| 電 話 | 0952ー87ー2492 |
| WEB | https://saga-nonoka.jp/ |
| 定休日 | 水曜日・その他不定休 |
| お値段 | 二段重24㎝×24㎝ 37,000円(税込) |
| ご予約 | 店頭又はお電話にて Instagram DMにて WEBページお問い合わせフォームより |
ご予約時にココニア!を見て!と言ってもらえたら漏れなく、野々香ハンバーグを1つサービスいたします。
※お写真は以前のものです。2026年は多少内容が変わることもございます。
※仕入れの、仕込みの都合上、メニューの内容が変更になることもございます。
三世代で囲む幸せ──夢咲屋のおせち


みなさまご存じ、佐賀の和食の名店「夢咲屋」。
その夢咲屋が心を込めて仕上げる、特別なおせち料理をご紹介します。
夢咲屋のおせちは、毎年、
一年間ご愛顧くださったお客様への“感謝の気持ち”を込めて作られているそうです。
もともとおせち料理は、神様への感謝を込めて作られるもの。
そう考えると、お店を支えてくれたお客様へ心を込めて仕立てる夢咲屋のおせちは、
まさに料理人の真心が詰まったおせちといえるでしょう。
夢咲屋は、佐賀でも広く知られる和食の名店。
ご家族で、大切な人と、どんなシーンでも心地よく過ごせる雰囲気と、
上品で優しい味わいが人気のお店です。
そんな夢咲屋のおせちのコンセプトは、
「三世代で一緒に楽しめるおせち」。
重箱の中には、伝統的な祝い料理に加えて、
子どもたちの大好物・エビフライの姿も。
おせちは「子どもにはちょっと大人の味」というイメージがありますが、
夢咲屋はその固定観念をやさしく覆してくれます。
なかでも人気なのが、「ロブスタータルタル焼き」。
家族で取り合いになるほどの人気で、嬉しいことに追加注文も可能だそうです。

おせちは、三段重と二段重の2種類が用意されており、
家族の人数やシーンに合わせて選べるのも嬉しいポイント。
家族みんなが笑顔で囲める──
そんな“あたたかいお正月”を届けてくれるのが、夢咲屋のおせちです。

お店情報
| 店 名 | 旬彩和食 夢咲屋 |
| 住 所 | 佐賀県佐賀市兵庫北3-1-8 |
| 電 話 | 0952-32-4666 |
| W E B | 夢咲屋ホームページ |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合火曜日) |
| お値段 | 重箱3段 35,000円(税込) 重箱2段 30,000円(税込) |
| ご予約 | 店頭又はお電話で ホームページをご覧ください |
| お渡し日 | 12月31日9時~14時 |
※ 11月30日までに前金にてお支払いの方には、お食事券をプレゼント
佐賀の本格和食が詰まった、喰道こがのおせち

佐賀で本格和食を味わうなら──
その名を知らぬ人はいない「喰道こが」。
四季折々の食材を丁寧に生かし、職人の技と心で仕上げるお料理は、
多くの食通を魅了してきました。
そんな喰道こがが手がけるおせちは、
毎年多くの常連のお客様から注文が入る人気の一品。
ご用意できる数にも限りがあり、新規で予約できる数はわずかという希少なおせちです。
かつては佐賀玉屋からの依頼で販売を行っていたこともあり、
そのクオリティの高さは折り紙付き。
まさに、他では決して味わうことのできない特別なおせちです。
今年のおせちは、「四十(始終(しじゅう))ご縁がありますように」との願いを込めて、
45品の料理を重箱に詰め込んだ“縁起おせち”。
“始終(しじゅう)=いつも・絶えず”という言葉に“ご縁”をかけ合わせ、
一年を通して良きご縁が続きますようにという祈りが込められています。
主に佐賀をはじめとする九州の旬の食材を使い、
昔ながらの製法で一品一品丁寧に仕上げる──
それが、喰道こがの流儀。
新しい年の食卓を彩るにふさわしい、
心づくしの極上おせちで、新年の幕開けに華を添えてみませんか?

お店情報
| 店 名 | 喰道こが |
| 住 所 | 佐賀市中央本町10ー5 AIーBUILDING 2F |
| 電 話 | 080ー3961ー1625 |
| お値段 | 40,000円(税込) |
| 喰道こがインスタ | |
| 喰道こがFacebook | |
| ご予約 | Instagram FacebookのDMから |
| お渡し日 | 12月31日正午~24時 |
さいごに
2026年のお正月は、彩り豊かなおせちで家族のだんらんを飾りませんか?
手軽に買えるスーパーやコンビニのおせちも悪くはありません。
でも、素材の良さと安心感、そして何より“料理人の想い”が詰まった
お料理屋さんのおせちは、やっぱり格別です。
今回ご紹介した3つの名店──喰道こが・野々香・夢咲屋──の“極上おせち”は、
どれも食べる人を笑顔にし、心まで温かくしてくれる逸品ばかり。
きっと、ご家族みなさまにとって、幸せな新年の幕開けとなることでしょう。
鉢盛(オードブル)もいいけれど、
2026年の新春は、家族の幸せを願って「おせち」を囲むお正月にしませんか?

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