超簡単なのにぬか漬けを超える旨さと嬉しい腸活効果
ぬか漬けなどのお漬物、毎日の食卓にちょっとした“発酵の力”を取り入れたいと思っていても、ぬか床の管理はなかなかハードルが高いですよね。ぬか漬けの香りや旨味は魅力的だけれど、ぬか床の混ぜ込み、温度や水分管理をしたりと手間をかける余裕がない…。
そんな方にぜひ試していただきたいのが、**味噌とヨーグルトを1:1で混ぜるだけで作れる「味噌ヨーグルト漬け」**です。驚くほど簡単なのに、ぬか漬けにも負けない深い味わいが楽しめるうえ、腸にも嬉しい栄養がぎゅっと詰まっています。
味噌×ヨーグルト=ダブル発酵の旨味
味噌には大豆など植物性原料由来の乳酸菌、ヨーグルトには乳を発酵させた乳酸菌が含まれ、この二つを組み合わせることで、まろやかさと深いコクが生まれます。発酵食品どうしの相乗効果で、野菜に自然な旨味がじんわり染み込み、まるで長時間漬け込んだぬか漬けのような味わいに。
さらに、ヨーグルトの酸味が味噌の塩気をやわらげ、食べやすい優しい味に仕上がるのも魅力です。
作り方は本当に「混ぜて漬けるだけ」
<材料>
- きゅうり1本
- にんじん1/2本
- 大根150g程度
- 無糖ヨーグルト100g
- 味噌100g
<作り方>
- 味噌とヨーグルトを1:1の割合でよく混ぜ、漬け床を作る
- 野菜を袋に合わせて適当な大きさに切る
- 清潔な容器やジッパー袋に床を広げ、好みの野菜を入れよく揉み込む
- 冷蔵庫で半日〜一晩置けば完成!軽く洗ってカットする

きゅうりや人参、大根といった定番野菜はもちろん、お好きな野菜で作れます。水分の多い野菜は、軽く塩をふって5〜10分おき、水気をふき取ってから漬けると味がしっかりなじみます。
清潔な箸やスプーンを使い、空気をしっかり抜いて冷蔵保存するのがコツです。
腸にも嬉しい、発酵の恵み
味噌とヨーグルトの組み合わせは、腸にとっても理想的。
味噌に含まれる乳酸菌や麹由来の酵素は腸内環境を整えるサポートになり、ヨーグルトの善玉菌は腸に直接働きかけます。
漬けることで野菜本来の酵素や栄養が引き出され、発酵食品との相乗効果で腸内環境を整える力がぐんと高まります。毎日の食卓に少し添えるだけでも、腸がよろこぶ一品になります。
とくにきゅうりや大根などの水分が多い野菜は、漬けることで余分な水分が抜け、歯ざわりが良くなるうえに、発酵の旨味が凝縮されます。お弁当の箸休めや、ちょっとした副菜としても大活躍です。
保存の目安と注意点
味噌ヨーグルト床は発酵食品を組み合わせたものですが、家庭で作る場合、環境はそれぞれ違います。第一に清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保管します。3日以内を目安に食べ切るのが美味しいです。保存状態によって風味や状態が変化するため、無理に長期保存せず、美味しいうちに楽しみましょう。
漬け汁の再利用方法を含め詳細を動画にも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください。
フルバージョンの動画を見る▶️ Mimies Table YouTube channnel
アレンジ例
🥗 ① サラダ&前菜のアクセントに
- 薄切りや角切りにしてトッピング → きゅうり・大根・人参などを小さく切り、グリーンサラダやポテトサラダの上に散らすと、自然な塩気と発酵の旨味でドレッシングいらずに✨
- 漬けダレをドレッシングに活用 → 少量のオリーブオイルや酢を混ぜるだけで、コクと酸味のバランスが絶妙な「発酵ドレッシング」に変身します。
🍽 ② メイン料理の“箸休め”や添え物に
- 焼き魚や肉料理の付け合わせに → 塩焼きの魚、照り焼きチキン、ステーキなどの横に添えると、発酵の酸味が脂をさっぱり流してくれて相性抜群。
- カレーやシチューの付け合わせに → インド料理の「ライタ(ヨーグルト漬け)」のような役割に。スパイスの辛さや濃厚なソースの合間に、味噌ヨーグルト漬けが良い箸休めになります。
🥪 ③ パン・サンド・ラップアレンジ
サンドイッチの具材にプラス → クリームチーズやハムと組み合わせると、発酵の塩味と酸味がアクセントに。ラップサンドにも◎
バゲットやクラッカーにのせておつまみに → 特にセロリ・人参・トマトの漬物を刻んでオリーブオイルと和えると、前菜風タルティーヌに。
まとめ
手間のかかる糠床を使わなくても、味噌とヨーグルトを1:1で混ぜるだけで、驚くほど簡単に発酵の旨味が詰まった漬物が完成します。
忙しい日でも手軽に腸活を続けられる、まさに“いいとこ取り”の常備菜。冷蔵庫にこの漬物があれば、毎日のごはんがぐっと豊かになります。是非お試しください。



コメント